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この記事の監修者
パーソナルジムSOL 代表トレーナー
谷山 誠
2022年 SSA関西大会 フィジーク2位 / 2023年 SSA東海大会 出場
陸上競技 インターハイ優勝(3000msc)/日本ジュニア優勝(3000msc)/ニューイヤー駅伝 出場
皆様こんにちは!
パーソナルジム代表の打田です!
本日は食物繊維についてお話ししていきます。
食物繊維は、「人の消化酵素で消化されてない食物中の難消化性成分の総体」と定義されている栄養素。
以前は、食べ物のカスとしてあまり重要視されていませんでしたが、食物繊維が持つ働きが明らかになるにつれて、五大栄養素に次ぐ第六の栄養素としてその存在価値が見直されています。
定義にあるように、消化管の酵素によって分解されるタンパク質や脂質、糖質などとは異なり、食物繊維は消化酵素に分解されることなく小腸を経て大腸まで届けられます。
分解されないから役に立たない訳ではなく、分解されないからこその働きがあるのです。
食物繊維のうち「不溶性食物繊維」は、その名が示すとおり水に溶けない食物繊維であり、一方の「水溶性食物繊維」は水に溶ける性質を持っています。
これらの食物繊維には、おもに次のような健康作用が期待されています。
① お腹の調子を整える
水に溶けずに水分を吸収して膨らむ不溶性食物繊維は、便のカサを増やして腸の働きを刺激します。
さらに、乳酸菌やビフィズス菌といった体に良い作用をもたらす善玉菌のエサとなり、菌を増やしてお腹の調子を整えます。
② 糖質の吸収を押さえる
ネバネバとした形状を持つ水溶性食物繊維は、胃腸内をゆっくり移動していくため、糖質の吸収を穏やかにして食後血糖値の急な上昇を抑えます。
③ コレステロールを低下させる
水溶性食物繊維には吸着性があり、小腸でコレステロールや胆汁酸を吸収して、スムーズに体外に排出できるようサポートします。
食物繊維が不足すると、腸内環境の悪化によって便秘になりやすくなります。
その結果、大腸癌のリスクが高まったりします。
そのほかにも、食物繊維の多い食品は、低カロリーの上に噛みごたえもあり、食べた時の満足感も高いため、食物繊維の多い食事をとることで肥満も防ぐことができます。
通常の食事では食物繊維の過剰摂取の心配はなく、むしろ、現在の日本人は、食物繊維が不足気味なので、意識的に摂取するようにしてダイエットを楽に進めましょう!
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