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この記事の監修者
パーソナルジムSOL 代表トレーナー
谷山 誠
2022年 SSA関西大会 フィジーク2位 / 2023年 SSA東海大会 出場
陸上競技 インターハイ優勝(3000msc)/日本ジュニア優勝(3000msc)/ニューイヤー駅伝 出場
目次
「ダンベル10キロは意味ない」と言われることがありますが、それは本当なのでしょうか?初心者には「重すぎる」、上級者には「負荷が足りない」と感じる場合もありますが、使い方次第でダンベル10キロは初心者から上級者まで効果的に活用できる筋トレアイテムです。本記事では、ダンベル10キロの真の価値と効果を引き出すトレーニング方法を詳しく解説します!
ダンベル10キロが意味ないと言われる理由
初心者には「ダンベル10キロがきつい」場合がある
筋トレ初心者にとって、ダンベル10キロは重すぎると感じることがあります。特に筋力が十分についていない状態で扱おうとすると、フォームが崩れやすくなり、怪我のリスクが高まります。また、無理にトレーニングを続けることで筋肉や関節に負担をかけ、トレーニング自体が続けられなくなることも。
初心者の場合は、まずは軽い重量から始めることが大切です。
例えば、5キロや2.5キロのダンベルを使い、正しいフォームを習得することに重点を置きましょう。
その後、筋力がついてきた段階で10キロに挑戦するのが理想的です。
フォームと重量のバランスを見ながら無理なく進めることが、筋トレを成功させるカギです。
◯男性初心者でダンベル10キロがキツい場合
片手あたり
3~5kg程度から始めるのがおすすめです。
体が小柄、または運動経験が少ない場合: 3kg
一般的な体格で、軽い運動経験がある場合: 5kg
初心者が無理なく正しいフォームを維持するためには、この範囲が適切です。例えば、ダンベルカールやダンベルプレスのような種目に取り組む際には、この重量で8~12回繰り返せるかどうかが基準になります。
◯女性初心者でダンベル10キロがキツい場合
片手あたり
1~3kg程度を目安に選びましょう。
筋力が少ない、または運動経験が少ない場合: 1kg
一般的な体力があり、軽い運動経験がある場合: 2~3kg
女性の場合、筋力アップよりも引き締め効果を目的とすることが多いため、軽い重量で高回数(10~15回以上)のトレーニングが推奨されます。ダンベルスクワットやショルダープレスなど全身を使う種目では、3kgが限度になることが一般的です。
上級者には「ダンベル20キロでは物足りない」ことも
筋トレの経験を積み、筋力が向上してきた上級者にとって、ダンベル20キロでは負荷が物足りないと感じる場面が出てきます。筋肉を効果的に成長させるためには、筋肉を限界まで追い込むことが重要ですが、負荷が足りないとトレーニングの効果が十分に得られない場合があります。
ただし、「負荷が足りない」と感じた場合でも、重量を増やすだけが解決策ではありません。テンポをゆっくりにするスロートレーニングや、可動域を広げる動作を取り入れることで、20キロのダンベルでも高い負荷を筋肉に与えることが可能です。また、複数の筋肉を同時に使う複合トレーニングを行うことで、全身を効率よく鍛えることもできます。
上級者が次のステップを目指す際には、自分の目標や鍛えたい部位に応じてトレーニング方法を工夫することが重要です。必要に応じて可変式ダンベルを活用することで、さらなる負荷調整が可能になります。
間違った使い方で効果を得られないケース
ダンベル10キロを使用しても、間違った使い方をしてしまうと効果を十分に得られない場合があります。例えば、フォームが正しくないままトレーニングを続けると、鍛えたい筋肉に負荷がかからず、他の筋肉や関節に無駄な負担をかけてしまいます。これにより、怪我をするリスクが高まるだけでなく、トレーニング効果も低下します。
また、頻度やセット数が適切でない場合も問題です。例えば、1回のトレーニングで無理をしすぎたり、逆に負荷が足りなかったりすると、筋肉が十分に刺激を受けず、筋肥大や引き締め効果が得られません。特に初心者の場合、無計画に行うと「頑張っているのに効果が出ない」という状況に陥りやすいです。
さらに、トレーニングにバリエーションが少ないと、筋肉が同じ刺激に慣れてしまい、成長が停滞してしまうことがあります。これを防ぐためには、トレーニングの種目やテンポを変えるなど、定期的にメニューを見直すことが大切です。
正しいフォームを守り、適切な頻度・負荷でトレーニングを行うことが、ダンベル10キロを活用する上での基本です。困ったときは、プロのトレーナーに相談するのも一つの方法です。
ダンベル10キロが効果的な場面とトレーニング法
基本のトレーニング種目(初心者向け)
初心者でもダンベル10キロを活用できる基本のトレーニング種目を紹介します。これらは正しいフォームで行うことで、全身をバランス良く鍛えることができます。
◯スクワット
ダンベルを両手で胸の前に持ち、足を肩幅に開いて行います。太ももやお尻の筋肉を効率よく鍛えることができます。
◯ダンベルプレス
仰向けになり、両手に持ったダンベルを胸の上で押し上げる種目。胸や腕の筋肉に効果的です。
◯ヒップヒンジ
ダンベルを両手で持ち、腰を曲げながら背中とお尻を鍛える動きです。背中の張りや姿勢改善にも役立ちます。
これらの種目は、まずは軽い負荷でフォームを確認しながら取り組むのがおすすめです。1セット8~12回を目安に無理なく進めましょう。
ダンベル10キロでムキムキを目指すトレーニング(中級者向け)
中級者の場合、ダンベル10キロを活用して筋肥大(ムキムキの体を目指す)を狙うためには、以下のトレーニング法が効果的です。
◯スロートレーニング
動作をゆっくり行うことで、筋肉に長時間負荷をかけます。例えば、ダンベルカールを上げるのに5秒、下げるのに5秒かけて行う方法です。
◯ドロップセット
筋肉を追い込むための方法で、10キロで限界まで行った後、軽い重量に変更してさらにトレーニングを続けます。
◯バーピージャンプ + ダンベル
全身を使った動作で、心肺機能を鍛えながら筋肉にも高負荷を与えます。10キロのダンベルを持ちながら行うことで、全身の引き締め効果が期待できます。
中級者は、1セット12~15回を3セット行うことを目安にし、フォームを崩さないよう注意してください。
ダンベル10キロを最大限活かすコツ(上級者向け)
上級者にとってダンベル10キロは軽すぎると感じることもありますが、使い方を工夫することで効果を引き出せます。
◯ピラミッドセット
軽い重量からスタートし、徐々に重量を増やしていく方法です。10キロを最大限活用し、最後には高回数のトレーニングで筋肉を疲労させます。
◯テンポコントロール
動作の速さを調整することで、筋肉への刺激を変えます。たとえば、ダンベルプレスでは「上げるときに1秒、下げるときに3秒」を意識します。
◯コンパウンドエクササイズ
複数の筋肉を同時に鍛える複合的な種目を取り入れます。例として、ダンベルランジ + ショルダープレスを組み合わせて行う方法です。
上級者は、ダンベル10キロをメインにしつつ、他の器具や動作バリエーションを加えることでトレーニングの幅を広げましょう。
ダンベル10キロの選び方とおすすめポイント
初心者が10キロを選ぶ際の注意点
初心者がダンベル10キロを選ぶ際には、以下のポイントに注意する必要があります。まず、筋力が十分にない状態で重い重量を選ぶと、フォームが崩れやすくなり、怪我のリスクが高まります。無理なくトレーニングを続けるためには、まず片手あたり2.5~5キロ程度の軽い重量から始めるのがおすすめです。
また、持ちやすい形状のダンベルを選ぶことも重要です。
特に初心者には、グリップ部分が滑りにくいラバー素材のダンベルや、手首に負担をかけにくいデザインのものが適しています。さらに、自宅での使用を考える場合、床を傷つけないカバー付きダンベルを選ぶと安心です。
トレーニング目標に応じた重量選び
ダンベルの重量選びは、トレーニングの目的によって変わります。例えば、筋肉を引き締めたい場合は軽めのダンベル(5~10キロ)で高回数のトレーニングを行うのが効果的です。一方、筋肥大を目指す場合は、10キロ以上の重いダンベルを使用し、低回数・高負荷のトレーニングに取り組む必要があります。
また、全身をバランスよく鍛えるためには、複数の重量を使い分けることが理想的です。
例えば、腕や肩のトレーニングでは軽めの重量を選び、脚や背中のトレーニングでは重めの重量を使うといった工夫が効果的です。目標に合わせた重量選びをすることで、効率的に理想の体型に近づくことができます。
可変式ダンベルの活用で効率アップ
限られたスペースでさまざまなトレーニングを行いたい場合、可変式ダンベルは非常に便利な選択肢です。一つのダンベルで2キロから20キロ以上まで重量を調整できるため、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応します。
可変式ダンベルは、複数の固定式ダンベルを揃えるよりもコストパフォーマンスが高く、自宅トレーニングを効率的に進められるのが特徴です。また、トレーニングの内容や進捗に合わせて負荷を細かく調整できるため、筋力の成長に合わせたトレーニングが可能になります。
初心者がまず購入する際にも、可変式ダンベルは長く活用できるため、初期投資としても非常におすすめです。特に収納スペースが限られている方にとっては、効率的かつ便利なアイテムです。
ダンベル10キロは意味ない?本当の価値とは
筋トレは目的次第で道具の価値が変わる
筋トレで使用する道具の価値は、目指すトレーニングの目的によって大きく変わります。ダンベル10キロが「意味ない」と感じる場合は、道具の選び方やトレーニングの方向性が自身の目標と一致していないことが原因かもしれません。
例えば、筋力向上を目指す場合と、シェイプアップや健康維持を目的とする場合では、適切な重量やトレーニング方法が異なります。筋肥大を目的とするなら、負荷が十分にかかる重量を選ぶべきですが、初心者や引き締めを目的とする方には、10キロでも十分効果的なトレーニングが可能です。
つまり、ダンベル10キロの「価値」は、その道具をどう活用するか、何を目指しているかで変わります。自分の目標を明確にし、それに合わせた使い方を工夫することが大切です。
「使い方次第」で10キロは初心者にも上級者にも有用
ダンベル10キロは、初心者から上級者まで使い方次第で幅広く活用できる道具です。初心者にとっては、筋力を徐々に高めるステップとして最適です。例えば、スクワットやランジといった全身を使うエクササイズでは、10キロでも十分な負荷をかけることができます。
一方、上級者でもトレーニング方法を工夫することで、10キロのダンベルを効果的に活用できます。例えば、スロートレーニングやピラミッドセットなど、負荷のかけ方を変えることで、10キロでも筋肉を追い込むことが可能です。また、複数の筋肉を同時に鍛える複合トレーニングに使うことで、全身の筋力アップを図れます。
さらに、テンポを変えたり、セット数を増やすことで負荷を調整できるため、10キロという重量が万能なトレーニングアイテムになります。「使い方次第」で、初心者にも上級者にも十分な効果をもたらすダンベル10キロの価値を最大限に引き出してみましょう!
まとめ
ダンベル10キロは「意味ない」と感じるのは、使い方や目的が明確でない場合です。初心者から上級者まで、トレーニング方法を工夫すれば大きな効果を発揮します。筋トレは目的に応じた道具の活用が成功のカギ。自分の目標に合った方法でダンベル10キロを活用し、効率よく理想の体を目指しましょう!
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