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この記事の監修者
パーソナルジムSOL 代表トレーナー
谷山 誠
2022年 SSA関西大会 フィジーク2位 / 2023年 SSA東海大会 出場
陸上競技 インターハイ優勝(3000msc)/日本ジュニア優勝(3000msc)/ニューイヤー駅伝 出場
目次
ジムで多くの方々のダイエット指導をしてきた経験から、はっきりと言えることがあります。日本人には、日本人に最適化されたダイエット方法が存在するということです。
欧米で流行したダイエット法をそのまま取り入れても、なかなか結果が出ない方を数多く見てきました。一方で、日本人の体質や性格に合った方法を実践された方は、驚くほど順調に結果を出されています。
今回は、ジム現場での実体験と最新の研究結果をもとに、日本人が一番痩せるダイエットの正解をお伝えします。3ヶ月で確実に結果を出すための具体的なプログラムも含めて、詳しく解説していきましょう。
日本人が痩せにくい3つの体質的理由

欧米人との筋肉量・代謝の違い
日本人と欧米人では、そもそもの体質が大きく異なります。最も重要な違いは筋肉量と基礎代謝率です。
欧米人と比較すると、日本人は筋肉量が約10~15%少なく、基礎代謝率も低めです。筋肉は脂肪を燃焼する工場のような役割を果たすため、筋肉量が少ないということは、同じ食事をしても太りやすく痩せにくいということを意味します。
ジムでトレーニング指導をしていると、この違いは顕著に現れます。欧米系の方は比較的短期間で筋肉がつきやすく、代謝も上がりやすい傾向があります。一方、日本人の方は筋肉をつけるのに時間がかかるものの、一度つけば長期間維持しやすいという特徴があります。
この体質的な違いを理解せずに、欧米式の高強度トレーニングやタンパク質中心の食事法を無理に取り入れると、かえって体調を崩したり継続できなかったりする原因になります。
消化酵素の特徴が与える影響
日本人は長い間、米を主食とした食生活を続けてきたため、でんぷんを分解するアミラーゼという酵素を多く持っています。この特徴により、炭水化物の消化吸収が得意である一方、脂質やタンパク質の処理能力は欧米人と比べて劣る傾向があります。
ジムでの食事指導でも、この点は重要なポイントになります。無理に脂質やタンパク質を大量摂取すると、消化不良を起こしやすく、結果的にダイエットが続かなくなる方が多いのです。
また、日本人は胃酸の分泌量も欧米人より少ないため、脂っこい食事を続けると胃もたれしやすく、食欲不振や体調不良につながることがあります。これは、日本人が和食中心の食生活で健康を維持してきた歴史的背景と深く関係しています。
腸内環境と食文化の関係性
腸内細菌の構成も、人種によって大きく異なります。日本人の腸内では、ビフィズス菌が多く、古細菌が少ないという特徴があります。この腸内環境は、発酵食品や食物繊維の多い和食に最適化されています。
味噌、醤油、納豆、漬物などの発酵食品は、日本人の腸内環境を整える上で非常に効果的です。ジムでダイエット指導をする際も、これらの伝統的な食品を積極的に取り入れることで、腸内環境が改善し、代謝向上や便通改善につながることを実感しています。
逆に、欧米式の乳製品中心の腸活法は、日本人には合わないことが多いのです。乳糖不耐症の方が多いことも影響していますが、そもそも腸内細菌の構成が異なるため、期待した効果が得られにくいのが現実です。
ジムトレーナーが断言する!日本人が一番痩せるダイエット法

レコーディングダイエットが日本人に最適な理由
多くのダイエット法を試してきた経験から、日本人に最も効果的なのは「レコーディングダイエット」だと確信しています。これは単なる記録ではなく、自分と向き合う日本人の性格特性を活かした方法です。
日本人は真面目で責任感が強く、一度決めたことをコツコツと継続する能力に長けています。この特性を最大限に活かすのがレコーディングダイエットです。食べたものを記録することで、無意識の食習慣が見える化され、自然と改善行動につながります。
ジムでの指導経験でも、レコーディングダイエットを取り入れた方の成功率は非常に高いのです。特に、完璧主義になりがちな日本人にとって、まずは「記録するだけ」から始められるハードルの低さが継続につながります。
記録を続けることで、「夕食後にお菓子を食べる習慣がある」「ストレスがかかると甘いものが欲しくなる」「外食では必ず大盛りを選んでしまう」といった自分のパターンが見えてきます。これらの気づきが、無理な我慢ではない自然な改善を促すのです。
和食中心の食事改善法
日本人の体質に最も適しているのは、やはり和食中心の食事です。ただし、現代の和食は糖質過多になりがちなので、バランスを意識した改善が必要です。
理想的な和食の基本は「一汁三菜」です。主食として玄米や雑穀米、汁物として味噌汁、主菜として魚や大豆製品、副菜として野菜や海藻類を組み合わせます。この構成により、タンパク質、脂質、炭水化物のバランスが自然と整います。
ジムでの栄養指導では、以下のポイントを特に重視しています。
主食の改善では、白米を玄米や雑穀米に変更することから始めます。食物繊維が豊富で血糖値の上昇が緩やかになり、満腹感も持続しやすくなります。最初は白米に少量ずつ混ぜることで、味に慣れていくことをおすすめします。
タンパク質源として、魚介類と大豆製品を積極的に取り入れます。日本人は魚を消化吸収しやすく、青魚に含まれるオメガ3脂肪酸は代謝向上にも効果的です。納豆、豆腐、味噌などの大豆発酵食品は、植物性タンパク質と腸内環境改善の両方の効果が期待できます。
野菜と海藻類は、ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含み、低カロリーで満腹感を得られる優秀な食材です。特に、わかめ、昆布、ひじきなどの海藻類は、ヨウ素をはじめとするミネラルが豊富で、甲状腺機能をサポートし代謝向上に貢献します。
日本人向けの効果的な運動プログラム
日本人の体質を考慮すると、高強度の筋トレよりも、継続しやすい中強度の運動を組み合わせることが効果的です。
有酸素運動では、ウォーキングや軽いジョギング、サイクリングなど、関節への負担が少ない運動を基本とします。日本人は持久力に優れる傾向があるため、長時間の有酸素運動が脂肪燃焼に効果的です。週3~4回、30~45分程度を目安に行います。
筋力トレーニングでは、自重トレーニングから始めて、徐々に負荷を上げていく段階的なアプローチを取ります。スクワット、プッシュアップ、プランクなど、複数の筋群を同時に鍛える複合運動を中心に組み立てます。
特に日本人におすすめなのがラジオ体操です。全身の筋肉をバランスよく動かし、有酸素運動と筋力トレーニングの要素を併せ持っています。子供の頃から親しんできた動きのため、継続しやすく、朝の習慣として取り入れやすいという利点もあります。
ヨガや太極拳といった、呼吸と動作を連動させる運動も日本人の気質に合っています。ストレス軽減効果もあり、ダイエット中のメンタルサポートにも役立ちます。
【段階別】3ヶ月で確実に結果を出す実践プログラム
第1段階(1ヶ月目):記録と現状把握期
最初の1ヶ月間は、無理な制限をせずに現状を把握することに集中します。この期間の目標は習慣化と自己理解です。
記録項目
- 毎日の体重(朝、起床後トイレを済ませてから測定)
- 食事内容(時間、場所、量、一緒に食べた人)
- 水分摂取量
- 睡眠時間と質
- 運動内容
- その日の気分や体調
記録方法は、スマートフォンアプリや手書きの日記、どちらでも構いません。重要なのは毎日継続することです。完璧を求めず、忘れた日があっても自分を責めずに再開することが大切です。
この期間中は食事制限や激しい運動は行いません。ただし、記録をつけることで自然と食事に対する意識が高まり、無意識の間食が減る効果が期待できます。
1ヶ月目の運動は、日常生活に取り入れやすいものから始めます。エレベーターを使わずに階段を使う、一駅分歩く、ラジオ体操を朝に行うなど、小さな変化から積み重ねます。
第2段階(2ヶ月目):食事改善と軽い運動開始期
1ヶ月間の記録を振り返り、改善点を見つけて少しずつ修正していきます。この期間の目標は、健康的な食習慣の基盤作りです。
食事改善のポイント
間食の質を変えることから始めます。完全にやめるのではなく、お菓子やスナック菓子を、ナッツ類、ドライフルーツ、ヨーグルトなどに置き換えます。
食事の順番を意識します。野菜や汁物から食べ始めることで、血糖値の急上昇を抑え、満腹感を早く得られます。
咀嚼回数を増やします。一口30回以上噛むことを意識し、食事時間を20分以上かけるようにします。満腹中枢が働くまでに時間がかかるため、ゆっくり食べることで自然と食べ過ぎを防げます。
水分摂取を増やします。1日1.5~2リットルを目標に、こまめに水分を摂ります。食事前にコップ一杯の水を飲むことで、満腹感を得やすくなります。
2ヶ月目の運動では、週3回程度の軽い有酸素運動を追加します。20~30分のウォーキングから始め、慣れてきたら時間を延ばしたり、軽いジョギングに変更したりします。
筋力トレーニングは、自重トレーニングを週2回程度行います。スクワット10回、プッシュアップ10回、プランク30秒など、無理のない範囲から始めて、徐々に回数や時間を増やしていきます。
第3段階(3ヶ月目):習慣化と目標達成期
3ヶ月目は、これまで身につけた習慣を定着させながら、目標達成に向けて最後の調整を行います。この期間の目標は、リバウンドしない持続可能な生活習慣の確立です。
食事内容の最適化を図ります。2ヶ月間の記録から、自分にとって最適な食事パターンが見えてくるはずです。体重減少が停滞している場合は、炭水化物の量を少し調整したり、タンパク質の比率を高めたりして微調整を行います。
外食やイベント時の対応策を身につけます。完全に避けるのではなく、翌日の食事で調整する方法や、外食時の賢い選択方法を覚えます。
3ヶ月目の運動では、有酸素運動を週4~5回、筋力トレーニングを週2~3回行います。運動強度も徐々に上げ、汗をかく程度の運動を取り入れます。
メンタル面のサポートも重要です。3ヶ月間の変化を振り返り、達成感を味わうことで、継続へのモチベーションを高めます。体重だけでなく、体調の変化、睡眠の質の改善、肌の状態の変化など、様々な面での改善を認識します。
よくある失敗パターンとトレーナー直伝の解決策

挫折しやすいタイミングと対策
ジムでの指導経験から、ダイエットで挫折しやすいタイミングには一定のパターンがあります。
開始から2週間目は、最初の意欲が薄れる時期です。この時期は、完璧を求めすぎて疲れてしまうことが多いのです。対策として、完璧でなくても60点を目指す気持ちで取り組むことをおすすめします。記録を忘れた日があっても、運動をサボった日があっても、自分を責めずに再開することが重要です。
1ヶ月目後半は、体重減少が鈍化する時期です。最初の1~2週間で1~2キロ減少した後、減少ペースが落ちることで焦りを感じる方が多いです。しかし、これは水分の減少から脂肪の減少に移行している正常なプロセスです。体重だけでなく、体脂肪率や見た目の変化に注目することが大切です。
2ヶ月目の停滞期は、最も挫折しやすい時期です。体が新しい食生活や運動習慣に慣れ、省エネモードに入るため体重減少が止まることがあります。この時期は、運動内容を変更したり、食事内容を見直したりして、体に新しい刺激を与えることが効果的です。
停滞期の乗り越え方
停滞期は誰にでも訪れる自然な現象です。焦らずに以下の対策を試してみてください。
チートデイの活用も一つの方法です。週に1回程度、好きなものを食べる日を設けることで、代謝を刺激し停滞期を脱出できることがあります。ただし、翌日からは通常の食事に戻すことが重要です。
運動内容の変更も効果的です。いつものウォーキングをサイクリングに変えたり、筋トレの種目を変更したりして、体に新しい刺激を与えます。
測定方法の多様化も大切です。体重だけでなく、ウエスト周りの測定、写真撮影による見た目の変化記録、体脂肪率の測定などを行い、多角的に変化を確認します。
生活習慣の見直しも必要です。睡眠不足やストレス過多は代謝を低下させるため、十分な睡眠時間の確保とストレス管理を心がけます。
リバウンドを防ぐ習慣作り
リバウンドを防ぐために最も重要なのは、ダイエット期間中に身につけた良い習慣を継続することです。
段階的な食事戻しを行います。目標体重に達したからといって、すぐに元の食生活に戻すのは危険です。2~4週間かけて、徐々に食事量を増やしていきます。
定期的な体重測定を継続します。週に2~3回程度の測定を続け、1~2キロの増加があった時点で食事や運動を調整します。
運動習慣の維持も重要です。ダイエット中ほど厳しくなくても、週2~3回の運動は継続し、筋肉量を維持します。
ストレス管理を身につけます。ストレス食いがリバウンドの大きな原因となるため、運動や趣味などでストレスを発散する方法を見つけます。
2025年最新!日本人向けダイエットトレンド

時間栄養学を活かした食事タイミング
2025年のダイエットトレンドとして注目されているのが、時間栄養学に基づいた食事タイミングの調整です。体内時計に合わせて食事を摂ることで、同じ食事でも太りにくくなることが分かってきました。
朝食の重要性が再認識されています。朝食を摂ることで体内時計がリセットされ、1日の代謝リズムが整います。特に、タンパク質を含む朝食は筋肉合成を促進し、日中の代謝向上につながります。
昼食は1日の中で最も多く食べても太りにくい時間帯です。活動量が多い時間帯のため、エネルギー消費が効率的に行われます。炭水化物も昼食時に摂取することで、午後の活動エネルギーとして効果的に利用されます。
夕食は軽めに、早めに摂ることが理想的です。18時までに夕食を済ませることで、就寝時の消化負担が軽減され、成長ホルモンの分泌が促進されます。成長ホルモンは脂肪分解を促進するため、睡眠中の脂肪燃焼効果が高まります。
アプリを活用したレコーディング術
スマートフォンアプリの進化により、レコーディングダイエットがより手軽で効果的になっています。
AI搭載食事記録アプリでは、料理の写真を撮るだけでカロリーや栄養素を自動計算してくれる機能が充実しています。手動入力の手間が省け、継続しやすくなっています。
バーコード読み取り機能により、加工食品の栄養情報も簡単に記録できます。コンビニ食品や冷凍食品も正確に記録でき、忙しい現代人のライフスタイルに対応しています。
SNS連携機能を活用することで、同じ目標を持つ仲間と情報共有したり、励まし合ったりできます。一人では挫折しやすいダイエットも、コミュニティの力で継続しやすくなります。
ウェアラブルデバイス連携により、歩数、心拍数、消費カロリーなどの情報が自動的に記録されます。運動量と食事のバランスを客観的に把握できるため、より精度の高いダイエットが可能になります。
自宅でできる日本人向け筋トレメニュー
コロナ禍を経て、自宅でのトレーニングが一般的になりました。日本人の体質と住環境を考慮した効果的なメニューをご紹介します。
畳一畳分のスペースで可能なトレーニングを基本とします。スクワット、ランジ、プッシュアップ、プランク、マウンテンクライマーなど、限られたスペースで全身を鍛えられるメニューを組み合わせます。
短時間高効率のHIITトレーニングも日本人の生活スタイルに適しています。20秒の高強度運動と10秒の休息を8セット繰り返すタバタ式トレーニングなら、わずか4分で効果的な運動が可能です。
ヨガとピラティスの要素を取り入れたトレーニングも人気です。呼吸と動作を連動させることで、ストレス軽減効果も得られ、心身両面でのダイエット効果が期待できます。
動画配信サービスを活用することで、プロのインストラクターによる指導を自宅で受けられます。レベル別、目的別のプログラムが豊富に用意されているため、自分に最適なメニューを見つけやすくなっています。
まとめ
日本人が一番痩せるダイエットの正解は、私たちの体質と性格に合わせたアプローチにありました。レコーディングダイエットをベースに、和食中心の食事改善と継続可能な運動習慣を組み合わせることが最も効果的です。
大切なのは完璧を求めすぎずに、小さな変化を積み重ねることです。3ヶ月間の段階的なプログラムを通じて、無理のない範囲で生活習慣を改善し、リバウンドしない体作りを目指しましょう。2025年の最新トレンドも活用しながら、あなたなりのダイエット成功法を見つけてください。ジムでお会いする皆さんのように、きっと理想の体型を手に入れることができるはずです。
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